数々のロッキングチェアをデザインした、デンマークの巨匠ハンス・J・ウェグナー。
その中の、シェーカーのロッキングチェアをモデルにした名作「J16」。
このJ16は、ウェグナーのデザインとされていますが、専門家筋は彼の親友ボーエ・モーエンセンとの共同作品だと見ているそうです。
というのは。。。
1940年代後半、デンマーク・コペンハーゲンでシェーカー家具の展示会が開催され、当時フリーのデザイナーだったウェグナーと、FDP(現クビスト)社の雇われデザイナーだったモーエンセンが訪れ、シェーカーのロッキングチェアに腰掛けて話をしていたそう。
そこへ、FDPの社長がやってきて「うちもロッキングチェアがほしいので何とかしろ」と言い残し去っていった。
その後、2人共同で開発した(らしい)ものの、サラリーマンだったモーエンセンはこのイスの契約書にサインはしなかったと思われる、とのこと。
ちなみに、このチェアのアーム前方部分が少し外に開いているのは、当時ウェグナーの奥さんが妊娠中だったので、妊婦さんが「出入り」しやすく設計されているそうです。
また、ロッキングチェアですから、赤ちゃんを抱いて座れば「ゆりかご」代わりになることも意図しています。
ウェグナーらしい、温かみのあるきれいなデザインですよねー♪